旅の途中



BOPセミナー


タフツ大学フレッチャースクールで開催されていたセミナーに参加。テーマは'Japanese Corporations and Bottom-of-Pyramid Business'. フレッチャーの教授Prof. Partha Ghosh、Prof. Jenny Aker、Kopernik代表の中村さん、日立のRepresentative and Senior Manager秋山さん、という顔ぶれ。いくつか印象的だった点をメモ。

*現地のentrepreneurが大事。
言い古されていることだけどBOPは先進国の技術や商品をダウンスケールして途上国に移転することではない。現地の社会・文化に根付いているentrepreneurを探し彼らと一緒になって事業を作っていくことが大事。現地の起業家を育てる社会インフラ、インキュベーター、マイクロ投資。

*ローテク、ハイデザイン
BOP層が求めている商品やサービスは技術的には非常にシンプルだけど斬新なデザインやアイディアで貧困層が直面しているチャレンジに応えられるもの。日本の企業に求められているのはハードテクノロジーではなくソフトテクノロジー(カンバン方式、カイゼン方式などのプロセス、手法)

*価格の壁・政府の機能
やっぱりまだ高い、というのが総意。Kopernikのモデルはそこをマイクロサブシダイズ(ミニ補助金?)というコンセプトで個人からの寄付を集め、現地のNGOをサポートしている。政府の関与は期待していない、政府は機能しない、と仰っていた。マーケットアプローチに限界があるのは分かるが、市場の失敗を是正するはずの政府が失敗している。とも。
政府ってなんだ?というところの理解がまだまだまだまだ弱い。どうして機能しないのか?なぜ腐敗するのか?政府は社会の公平性を担保する最後の砦にはならないのか?NGOが最後の砦?公共性ってなんだ?政府は本当に非効率なのか?何十年と国際機関がガバナンスを推奨してきたのになぜ変わらないのか?政府を変えるのは誰か?

Prof. Ghoshの最後のコメントが印象的だった。「あなた達の世代の課題は資本主義を再定義することです。最も抽象性の高いレベルでは資本主義でもない社会主義でもないNext ismを思い描いて下さい。同時に、もっとも抽象性の低いレベルで、マイクロボランティアリングを実践して下さい。一人一人の小さな行動が調和して新しい経済システムを作っていくのです」
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by nanacorico0706 | 2010-04-03 12:18 | 勉強
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2年間の米国留学生活をゆるゆると綴ります・・・
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