旅の途中



次世代CSR


Corporate Social Responsibilityを越えたCorporate Social Innovationを提案する面白いスライドを発見。

CSRはネガティブコントロールやマーケティングのツールから企業活動自体の内部変革を伴うものにシフトしつつある、というのが分かりやすく示してある。
社会における企業の存在意義を徹底的に見直し、事業を再構築するのがCSRの本質と捉えられるようになってきているのだと思う。

BOPやソーシャルビジネスに関する議論は「ビジネスが世界を変える!」みたいなすごくポジティブなメッセージが多いけれど、実際は「ビジネスが変わらないと世界は変わらない」というのが本当のところなのではないか。
スライドにもあるようにマーケット至上の資本主義構造が見直されないまま、安易に「ビジネスが途上国の貧困を解決する!」といった方向に流れていくのは何か違う気がする。

企業の強みを生かして社会問題を解決する、という最近の大きな流れは素晴らしいこと。
商社時代にビジネスセクターに如何に優秀な人材、ノウハウ、技術、情報が集まる仕組みが出来ているかを実感した。
この豊富なリソースがお金儲けではなく開発を取り巻くあらゆる問題に振り向けられるとなるとそのインパクトはすごい。
ただ、目に見えるインパクト以上に重要なのは、こういった過程を通して企業の社会における位置づけ、資本主義のあるべき姿を再定義する作業なのではないかと個人的には思う。
結局事業を動かすのは企業で働く一人一人の人間であり、その人間の持つ価値観と判断基準の集合。
だとすると、ビジネスにかかわるそれぞれの人の内的な変化が長期的には企業と資本主義を本質的に変えていくのではないか。
そういう意味で、「ビジネスが世界を変える!」という前向きな信念ではなく、「目の前の事業、自分の働く会社はどうやって変わっていくべきか?」という内省的な問いかけが、より重要なのではないかと思う。
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by nanacorico0706 | 2010-01-10 11:50 | 勉強
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