旅の途中



マイクロファイナンス


今学期の目玉授業はマイクロファイナンス!
ちょうど一年前ぐらいに大学院の願書に「マイクロファイナンスやりたいんです!フェルナンド教授の授業を取りたいんです!」と鼻息荒く書いていたことを思い出す。
そのフェルナンド教授の授業を本当に取っちゃってる。人生って面白いなぁ。フェルナンド教授は「ジュード」と生徒からも愛称で呼ばれる超ラブリーな先生。a0158818_13464641.jpgこの風貌。常に穴の開いたポロシャツを着用。スリランカ出身で故郷のNGOの活動も積極的に支援する社会活動家でもある。

授業の中心はもちろん途上国のマイクロファイナンスだが、今回のコースでは地元ウースターに住む難民の方々向けにNGOが立ち上げた小規模融資のプロジェクトに生徒も参加することに。
イラク、リベリア、ミャンマー、ブータン、ブルンジなどからの避難民のコミュニティと一緒にビジネスプランを考え、NGOにプロポ―ザルを提出する。マイクロファイナンスと言っても先進国アメリカではまさか一口20ドル、なんてわけにはいかない。150万円が上限でプラスローカルの銀行にも融資交渉中。途上国と違ってインフォーマルセクターなんてないわけで、ビジネスを立ち上げるとなると規制やら税金やら会計処理やらで何かと複雑。大変なプロジェクトである。

今日は担当するコミュニティのメンバーの方との顔合わせ会。
私のグループはブルンジ難民の方3人とチームを組むことに。アメリカにきて2年ほどの女性一人、男性一人と滞在6カ月の男性1人、という構成。
そもそもブルンジってどこだ?とWikipediaで調べるところからスタート・・・
ルワンダの内紛で知られるフツ族とツチ族の対立はブルンジでも根強く、独立以降ずっと内戦状態のようだ。一人当たりのGNIは世界最下位だそう。

普段は何をされているんですか~?と当たり障りのないところから会話を開始。
最も英語が達者で社交的な女性は内戦で旦那さまを亡くし、5人の子供とタンザニアの難民キャンプに移住、その後アメリカに渡ってきたとのこと。慣れない土地でシングルマザー、4歳から17歳までの5人の子供、もうなんかもうひれ伏したくなるような頭の上がらなさ。
底抜けに明るい。
キャンプの生活に比べればマシだわ~子供も学校に行かせられるしね!と笑う。

こちらに来て2年半という男性は40代ぐらいだろうか。英語は片言。ブルンジでは高校の先生をされていたとのことだが、こちらにきてようやく得た仕事はTJ Maxxという激安アパレルでの梱包作業。それも12月にレイオフされたという。ジュードのプレゼンに必死にメモをとる姿が印象的だった。

最も若い男性はまだこちらに来て6カ月。英語の学校に通っているとのことだがまだ殆どコミュニケーションは取れない状況。グループの一人がフランス語を喋れたのでなんとか会話できた。難民キャンプでは看護師をしていたとのこと。

つまり、全員無職である。ビジネスの経験は無い。英語は日常会話程度。
さてここからどうやって事業を作っていくのか・・・一瞬、途方にくれる。
が、時間をかけて会話をしていくうちに少しずつ彼らの希望も引き出せてきた。まずは出来る限り深くコミュニケーションをしなければ。彼らの抱えている思いや問題を共有し、一緒に考えていく。まずはそれが大事かな・・・。ということでまずは来週ホームパーティーを開くことに。頑張って日本食作っちゃおう。
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by nanacorico0706 | 2010-01-28 14:37 | 勉強
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2年間の米国留学生活をゆるゆると綴ります・・・
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