旅の途中



カテゴリ:america life( 3 )


ケニア


昨日は仲良しケニア人の女の子とインドネシア人の女の子と3人でご飯。こっちに来て最も楽しいのは本格的な各国料理が楽しめること。ケニアのチャパティ、ネシアのナシゴレン、私は海苔巻を作ってディナー。美味しかったー。

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ケニア人のキャロラインは40以上の民族が混在するケニアで2番目に小さな部族出身で、コミュニティで初めて大学を出た女性らしい。2児の母で自分の出身地の女児教育とジェンダーの問題にずっと取り組んできた人。物静かでチャーミングでおっとりした話し方が大好き。

インターネットはもちろん、電気も水道も一般の過程には届いてないような村の出身で、話を聞いていると彼女にとってはるばるアメリカまで勉強しにきていることがどれだけ特別なことかをつくづく感じる。彼女は本当に賢い。こちらのエリート的な高等教育を受けてきました、という賢さではなく、人間力があるという感じ。人の心の機微をすごく敏感に察していてそれを細やかに分析する。だからきちんと他とコミュニケーションを取り、距離を測っている。授業中も多くを語らないのに好奇心旺盛で深ーく傾聴していて、しかもすごい記憶力!授業や課題のテーマ、何を求められていて、コースから何を得ることができるか、どういった面で自分はクラスに貢献できるか、といったことをすごくしっかり考えている。

当たり前のことだが人間の優秀さというのは決して恵まれた国で恵まれた教育を受けてきたことに依るものではないと実感。大変な状況から修士号を取るまでに至って偉い!とかそういうのじゃ全然無い。むしろキャロラインの賢さは彼女なりに厳しい状況と戦ってきたが故のしたたかさ、自己防衛、戦略でさえあると思う。先進国でのほほんと生きてきた私には備わることのなかった自己実現の力。自分を取り巻く人間の心の機微をしっかり摑み取り、きちんと対話をしたり押したり引いたりしてきたからこそ彼女はここまで辿りついたのだろうから。

日本のラックノックのボールペンがすごい好き、というので何本かプレゼントしたらものすごい喜んで「大切な時にしか使わない」と言っていたキャロライン。けな気でかわいらしい。。。とか思ってしまいがちだが、一方で物質的な豊かさとは別の面で本当に彼女にはかなわない。めちゃ頼りになるお母さんだ。

夜中までいろんな話をしたけど印象的だったのは少数民族である彼女の村の話。マイノリティだから選挙にも勝てず発言力が無い為、政府の開発政策からも取り残されている。両隣のコミュニティは電気が通ったのに彼女の村だけ素通りされているとか。政府は国民全体を平等に扱うわけではない。国家の開発の過程は政治そのもの。彼女の専門の教育の面でも結局頼りはNGOだとか。日本が民族的均一性が高いという事実が如何に国の発展にプラスだったかということを最近つくづく感じる。

いつかラックノックをたっぷり買い込んでキャロラインの戻る村を訪ねたい。この目でちゃんと見ないといかん。キリンとゾウとライオンに会えるよ、と宣伝してくれた。
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by nanacorico0706 | 2010-04-05 13:50 | america life

Fair Tradeな一日


a0158818_1245084.gifビジネススクールと開発コースの数人で今年から始動したNet Impactの最初のイベントは私が担当することに!ボストンにあるAutonomie ProjectというFair Tradeの洋服や靴を扱う会社の代表の方が来てくれることになりました!!

誰でも普段着として着れるデザインで特にベビー服がすごくかわいくて好きだったので「講演に来てもらえませんか?」と何げなくメールを送ったところ、代表のAnneさんからいいですよ!と即答。びっくり。そんなわけで一度もお会いしたことがなかったので今日ボストンのオフィスに訪ねてきました。

英語で面談、というのはちょっくら気が重くなったりするものだけど、とても気さくで素敵な女性で、楽しくお喋りして無事終了。日本でもフェアトレードファッションはかなり広まってきてるんですよーと言ったらPeople Treeとか頑張ってますよね、と返され驚きました。勉強されてるんだなー。

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Autonomie Projectは営利企業としてフェアトレードをサポートしている新しいタイプの団体で、しかも搾取労働をしない、だけじゃなく、オーガニックコットン(農薬を使用しないことで生産者の健康被害、生産地の環境破壊に配慮)、ヴィーガン(動物由来の素材は一切使わない)、Forest Stewardship Council準拠(持続可能な方法で採取されているという国際認証を受けたゴム素材だけを使用)と、かなり先進的な試みをしている。最近のフェアトレードは生産者に対してフェアである、というだけじゃなく、地球環境に対してもフェア、というのが主流になりつつある。

フェアトレードがどこまで学生の興味をつかんでどれぐらいの人たちが来てくれるのか。。。全然人が集まらなかったらどうしよう。。。とか、全く質問とか出なくて議論が盛り上がらなかったらどうしよう。。。とか、せっかく引き受けてくれたAnneさんの顔をつぶしたくないし。。。とか今からドキドキモヤモヤしてます。成功するといいなー

いっぱい宣伝しなきゃ・・・。そわそわ><


a0158818_12292698.jpgAnneさんと会ったあとボストンでずっと行きたかったカフェに。Equal Exchangeという1986年に設立された元祖フェアトレードコーヒーの団体が運営するコーヒーショップ。もちろんコーヒーは全てフェアトレード商品なんだけど、それだけじゃない。こだわりがたっぷり。


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ゴミの分別がめちゃくちゃしっかりしててしかもコンポスト(生ゴミなどを集めて堆肥にする)まである!
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ビルの中に入ってるんだけど、中年の常連さんらしき女性がビル側の入り口から入ってきてゴミだけ捨てて出て行った。分別したくて寄ったのかしら??


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大規模な商業化と環境負荷が批判されているペットボトルの水は売らない。代わりにご自由にどうぞ、と水道水が提供されている。

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テーブルが廃材で出来てる!(パッチワークみたいでかわいかった☆)「あなたが今座っているカウンターはリサイクルの木材で出来ています。」とメッセージ。しかもこの廃材の売り上げはボストンの低所得層に寄付されているとのこと。


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頂いたのは大好きカフェモカとりんごのケーキ。コーヒー激ウマでした。(大学のカフェのまずいカフェモカに慣れ過ぎているのか・・・いや、スタバのより美味しかった!絶対!)当然紙カップや紙皿は使わない。

その他いたるところにうるさ過ぎないさりげないメッセージが溢れていて素敵だった。North Stationというそこまで栄えてないエリアにひっそりとあるのもなんだか良い。スタッフの人もすごく感じよくて、大満足。お土産まで買って帰りました。通っちゃうなー。

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by nanacorico0706 | 2010-03-20 13:03 | america life

Worcester 美術館


たまには右脳も使わなきゃね、ってことで友人とWorcester Art Museumへ☆

a0158818_12371351.jpgこんなしょぼい都市なのになんと35,000点を擁する巨大美術館。19世紀に工業都市として栄えていた時代のウースターの富豪の貢献で出来たらしい。歴史あるゴージャスな建物が時代を感じさせる。


a0158818_1241221.jpg紀元前何千年という太古のアートからモダンアートまでなんでもアリ。地域もヨーロッパはもちろんアジアは中国、韓国、インド、カンボジア、日本、アメリカは北米はもちろん南米のアステカ、マヤ文明まで幅広くカバー。





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絵画だけじゃなく、彫刻から調度品、床とか屋根ごとアート、というのも多く飽きずに4時間楽しめた。が、これで全体の5%しかさらえてないというから、すごいすごい。どうしたウースター!NYやBostonとは比べ物にならないだろうけどこんな近場にあるとなると通うしかない。地元の学生だとタダだし!





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やっぱりモネの睡蓮が涙出そうに癒された。





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びっくりはカンボジアのアンコール遺跡の石像の頭部。見覚えあるお顔だわ・・・と思っていたらアンコールトムの入り口のところに大勢並んでいた石像がフラッシュバック。そういえば現地の友人が戦争の時に頭部だけ持っていかれて胴体だけのものばっかりになっちゃったんだよ、と教えてくれたっけ・・・こんなところでご対面・・・なんとも複雑な心境でした。盗ってきた誰かに代わってごめんなさい。









古代のアートを見ていつも思うのは、今は私たちが当たり前と思っているこの世界が何千年も前はまだ全くシナリオに載ってなかったんだ、ということ。エジプト、マヤ、アステカ、ペルシア、クメール、どれも歴史上のある一時期、ある地域で一大勢力となって軍事的にも文化的にも繁栄を誇っていたという事実。そして現在。例外なく「発展途上国」という文脈で毎日の授業に出てくるこのかつての覇者たち・・・。栄枯盛衰を思うとともに、「枯れて」「衰えて」も尚、断絶されていない歴史的・文化的なパワーがこういった地域とそこで生活をつないできた人々の中にあるはず、とも思う。開発を志す者として、そういったものをかぎ取る嗅覚を身につけたい。

いやー、課題なんて思い切って放り投げて行ってきて良かった!久しぶりのリフレッシュでした^^
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by nanacorico0706 | 2010-02-14 13:27 | america life


2年間の米国留学生活をゆるゆると綴ります・・・
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